税理士選びでホームページから読み取るべき10の情報|HPで分かる税理士の実力

「税理士なんて、誰でも同じだと思っていた…」

14年前に会社の創業メンバーとして参画した当初、私は本気でそう考えていました。株式会社ウェブブランディングの佐藤健一です。

結論から言うと、その考えは大きな間違いでした。私はこの14年間で、実に7回も税理士を変更。その過程で、私が選んだ税理士のミスが原因で、社長に1,500万円もの役員貸付金が発生してしまうという、取り返しのつかない大失敗を経験しました。社長は今も、実際には借りていないお金を会社に返済し続けています。

税理士選びは、経営の根幹を揺るがす最重要課題です。そして、その第一歩となるのが、税理士事務所のホームページのチェックです。

この記事では、私の7回にわたる失敗と成功の経験から導き出した「ホームページから本当に信頼できる経営パートナーを見抜くための10の情報」を、包み隠さずお伝えします。

【この記事の結論】ホームページで見抜くべき10のチェックリスト

  • 代表プロフィール: 理念や経歴から「経営者に寄り添う姿勢」があるか確認する。
  • 料金体系: 「月額◯万円~」だけでなく、決算料などの追加料金が明記されているか見る。
  • 専門分野・実績: 自社と同じ業界・規模の実績や具体的な解決事例があるか確認する。
  • お客様の声: 顔写真や実名付きで、具体的なエピソードが語られているか見る。
  • 情報発信(ブログ): 専門用語の羅列でなく、経営者の課題を解決する内容か確認する。
  • 事務所・スタッフ紹介: スタッフの顔が見え、他士業との連携体制が明記されているか見る。
  • サービス内容: 記帳代行だけでなく、資金調達やクラウド会計への対応も確認する。
  • セミナー情報: インボイス制度など、最新の税務情報に関するテーマを扱っているか見る。
  • 問い合わせフォーム: 「初回相談無料」や「オンライン相談可」など、相談へのハードルが低いか確認する。
  • デザイン・使いやすさ: スマートフォンで見やすいかは、顧客への配慮を測る最低限の指標。
税理士HPで見抜く10のチェックポイント
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目次

1. 代表税理士のプロフィール:理念と経歴に「経営者の孤独」を理解する姿勢は見えるか?

多くの経営者が最初にクリックするであろう「代表プロフィール」。
しかし、どこを見ればいいか分からず、何となく眺めて終わっていませんか?
実はここには、その税理士が単なる「作業代行者」なのか、「経営のパートナー」となり得るのかを見極める重要なヒントが隠されています。

なぜ「安さ」や「若さ」だけで選んではいけないのか?私の失敗談

正直に告白します。私の1回目と2回目の税理士選びは、典型的な失敗例でした。

1回目の税理士は、「とにかく安ければいい」という理由だけで選びました。結果は惨憺たるもの。レスポンスは遅く、経営に関するアドバイスは一切なし。年に一度、確定申告の時期にだけ連絡が来る「作業員」でした。

その反省から2回目に選んだのは、「若くて親しみやすい」30代の税理士でした。コミュニケーションは円滑でしたが、これが最悪の事態を招きます。彼の知識不足と経理処理のミスが原因で、社長に1,500万円の役員貸付金が発生してしまったのです。

この経験から私が学んだのは、「安さ」や「人当たりの良さ」といった表面的な情報だけで判断しては絶対にいけない、ということ。税理士の知識不足は、会社に致命的なダメージを与える凶器になり得るのです。

経歴から読み解く「得意分野」と「経験値」

では、プロフィールのどこを見るべきか。まずは「経歴」です。ここに、その税理士の専門性と経験値が凝縮されています。

  • 元国税調査官:
    税務調査の裏側を知り尽くしており、調査に強い交渉力を発揮してくれる可能性が高いです。
  • 特定業界の出身者:
    例えば、建設業やIT業界など、特定の業界での勤務経験がある税理士は、その業界特有の商習慣や会計処理に精通しています。
  • 金融機関出身者:
    融資に強く、銀行がどのような決算書を評価するのかを熟知しています。

ただし、注意も必要です。
私の5回目の税理士は「IT業界に強い」ことを標榜していました。確かに業界用語は通じましたが、経営全体を見てアドバイスする能力には欠けていました。

経歴はあくまで一つの判断材料。その経験が、あなたの会社の経営にどう活かされるのか、という視点で見極めることが重要です。

経営理念やメッセージに「パートナー」としての覚悟はあるか

最後に、最も重要視してほしいのが「経営理念」や「代表メッセージ」です。ここに、税理士の仕事に対する哲学や、顧客に対する姿勢が表れます。

「私たちは、単なる税務処理の代行業者ではありません。経営者の皆様の孤独に寄り添い、共に未来を創造するパートナーでありたいと考えています。」

このようなメッセージを発している税理士は、数字の先にある経営者の想いを理解しようと努めてくれる可能性が高いでしょう。

逆に、「正確な申告」「迅速な処理」といった作業面のアピールに終始している場合は注意が必要です。私の6人目の税理士は経営コンサルに長けていましたが、肝心の税務処理が雑でした。理念と実務、両方のバランスが取れているか。その覚悟が言葉に滲み出ているかを感じ取ってください。

2. 料金体系の透明性:その安さ、本当に大丈夫?「安かろう悪かろう」を見抜く

税理士選びで最も気になるのが「料金」でしょう。しかし、ホームページに表示された金額の安さだけで飛びつくのは非常に危険です。料金体系のページからは、その事務所の誠実さや顧客に対する姿勢まで読み取ることができます。

「月額◯万円〜」に隠された追加料金のリスク

多くの事務所が「月額顧問料 ◯万円〜」といった表記をしています。この「〜」が曲者です。契約後に次々と追加料金を請求され、結果的に高くついてしまうケースは後を絶ちません。

ホームページで確認すべきは、どこまでが基本料金に含まれるサービスなのかが明確に記載されているかです。以下の項目が別料金になっていないか、必ずチェックしましょう。

チェック項目内容
決算申告料年に一度の決算・申告業務の料金。月額顧問料の4〜6ヶ月分が相場です。
年末調整従業員の年末調整業務。人数によって料金が変動します。
税務調査立会い税務調査が入った際の対応費用。日当で請求されることが多いです。
記帳代行料領収書の整理や会計ソフトへの入力を代行してもらう場合の料金。
相談料面談や電話相談が基本料金に含まれているか、別途発生するのか。

これらの料金体系が曖昧な事務所は、顧客に不利益な契約を結ばせようとしている可能性があり、注意が必要です。

私が経験した「安さ」の代償:レスポンスの遅さとアドバイス皆無の現実

前述の通り、私が最初に契約した税理士は「安さ」が決め手でした。月額顧問料は破格でしたが、その代償はあまりにも大きかった。

質問への返信は数日後が当たり前。こちらから連絡しない限り、事務所からのアクションは一切なし。経営に関するアドバイスなど夢のまた夢でした。

なぜ安い事務所はサービスの質が低下しやすいのか。それは、一人あたりの担当件数を増やさなければ採算が取れないからです。結果として、一社一社への対応が手薄になり、サービスの質が犠牲になります。目先の安さに囚われると、経営のスピードを著しく損なうことになります。

料金表の「松竹梅」プランから事務所の姿勢を読み解く

料金プランの設計からも、事務所の姿勢を読み解くことができます。

  • 悪い例:
    単に会社の売上規模だけで料金が決まるプラン。
  • 良い例:
    「記帳代行のみ」「月次面談あり」「経営コンサルティング付き」など、企業の成長ステージやニーズに合わせてサービス内容が細分化されているプラン。

後者のようなプランを提示している事務所は、顧客の状況を深く理解し、最適なサービスを提供しようという意思の表れと見ることができます。

私の会社も、創業期、成長期、安定期と、ステージごとに求めるサポートは変化してきました。会社の成長に合わせて柔軟にプランを変更できる税理士こそ、長く付き合えるパートナーと言えるでしょう。

3. 専門分野・実績:あなたの業界を本当に理解しているか?

「どの税理士も税金のプロだから、専門分野なんて関係ないのでは?」そう考えるのは早計です。医師に内科や外科といった専門分野があるように、税理士にも得意・不得意な領域が存在します。

自社のビジネスモデルや課題にマッチした専門性を持つ税理士を選ぶことが、成功の鍵を握ります。

「IT業界に強い」はずが…私が経験したミスマッチ

私の5回目の税理士変更は、まさにこの「専門性のミスマッチ」が原因でした。当時、会社はIT事業を拡大しており、「IT業界に強い」とホームページで謳う税理士と契約しました。

確かに、業界特有の専門用語はスムーズに通じました。しかし、彼にできたのはそこまで。IT業界のビジネスモデルの根幹である「無形資産の価値」や「開発費の会計処理」、「ストックオプションの税務」といった経営課題について、的確なアドバイスをもらうことはできませんでした。

この経験から学んだのは、業界知識があることと、経営課題を解決できることは全くの別問題だということです。ホームページで「◯◯業界に強い」と書かれていたら、その根拠となる具体的な実績や、業界特有の課題に対する解決策が示されているかまで踏み込んで確認する必要があります。

実績の「数」より「質」を見極める方法

「顧問先◯◯社突破!」といった数字のアピールをよく見かけます。しかし、本当に重要なのは数ではありません。その「質」です。

見るべきポイントは以下の通りです。

  • 業種:
    あなたの会社と同じ、あるいは近い業種の実績が豊富か。
  • 規模:
    あなたの会社と同じくらいの売上規模や従業員数の会社をサポートしているか。
  • 事例:
    具体的にどのような課題を、どのように解決したのかという事例が掲載されているか。

特に、自社と似たケースの実績は、その税理士があなたの会社のビジネスを深く理解し、的確なサポートを提供できる可能性が高いことを示唆しています。

「相続専門」「資金調達に強い」など、特化型税理士の見極め方

近年は、特定の業務に専門性を絞った「特化型」の税理士も増えています。

  • 相続税専門: 相続税申告や生前対策に特化。
  • 資金調達に強い: 銀行融資や補助金申請のサポートを得意とする。
  • 国際税務専門: 海外取引や海外進出企業の税務に精通。

もしあなたの会社の課題が明確であれば、こうした特化型税理士は非常に心強い味方になります。

ただし、注意点もあります。特定の分野に強い反面、それ以外の一般的な税務相談や総合的な経営アドバイスには対応できない可能性も。自社が求めるサポートの範囲を見極めた上で、慎重に判断することが大切です。

4. お客様の声・導入事例:その声は本物か?信頼性を見抜く3つの視点

「お客様の声」は、その税理士の実力や人柄を知るための貴重な情報源です。しかし、中には信憑性に欠けるものも少なくありません。ここでは、その声が「本物」かどうかを見抜くための3つの視点をご紹介します。

顔写真や実名、具体的なエピソードはあるか?

「とても親切に対応していただき、満足しています。(A社・IT業)」

このような抽象的な感想や、イニシャル・匿名の声ばかりが並んでいるホームページは注意が必要です。本当に満足している顧客であれば、実名や顔出しでの協力を惜しまないケースが多いからです。

信頼できる「お客様の声」には、以下のような要素が含まれています。

  • 経営者の顔写真と実名、会社名
  • 依頼前の課題: どんなことに困っていたのか
  • 依頼後の変化: 税理士のサポートによって、その課題がどう解決されたのか
  • 具体的なエピソード: 「◯◯というアドバイスで資金繰りが改善した」など

具体的なストーリーが語られている声は、その税理士が顧客と深い信頼関係を築いている証拠と言えるでしょう。

自社と同じ業界・規模の事例はあるか?

前章の「実績」とも共通しますが、自分と似た境遇の経営者の声は、最も信頼できる判断材料になります。

例えば、あなたが飲食店の経営者であれば、同じく飲食店の経営者の声を探してみてください。「食材の原価管理について的確なアドバイスをもらえた」「多店舗展開の際の資金調達をサポートしてもらった」といった具体的な声があれば、その税理士があなたのビジネスを深く理解してくれる可能性は非常に高いです。

悪い点や改善点にも触れている声はあるか?

良いことばかりが完璧に並べられているのは、かえって不自然に見えることがあります。本当に信頼できる関係であれば、時には苦労した点や、「もう少しこうしてほしかった」といった改善点に触れている声が見つかることもあります。

もちろん、ネガティブな情報ばかりでは問題ですが、一つでもそうした誠実な声が掲載されていれば、その事務所が顧客の声に真摯に耳を傾け、情報を正直に公開している姿勢の表れと捉えることができ、信頼性はむしろ高まります。

5. 情報発信(ブログ・コラム):専門性と人柄がにじみ出る「生きた情報」の宝庫

税理士事務所のブログやコラムは、単なる情報発信の場ではありません。そこには、税理士の専門知識の深さ、仕事への情熱、そして何より「人柄」が色濃く反映されます。ここは、その税理士の「生きた情報」が詰まった宝庫です。

記事の内容は「あなた」に向けられているか?

ブログ記事の内容をチェックする際、私が最も重視するのは「この記事は、誰のために書かれているか?」という視点です。

  • 悪い例:
    税制改正の条文をそのまま解説しているだけの記事。専門用語が並び、結局何をすればいいのか分からない。
  • 良い例:
    「【2026年最新】インボイス制度、中小企業が今すぐやるべき3つのこと」のように、税制改正が中小企業の経営者にどう影響し、具体的に何をすべきかまで踏み込んで解説している記事。

後者のような記事は、常に顧客の顔を思い浮かべ、その悩みに寄り添おうとする税理士の姿勢を反映しています。あなたのための情報を提供しようという熱意が感じられるかどうかが、重要な判断基準です。

更新頻度と情報の鮮度でわかる事務所の「熱量」

ブログの更新頻度も、事務所の「熱量」を測るバロメーターになります。

数年前の記事で更新が止まっているホームページは、事務所の活動が停滞しているか、顧客への情報提供に積極的でない可能性があります。

特に、税法は毎年めまぐるしく変わります。2026年1月現在であれば、電子帳簿保存法への完全対応インボイス制度に関する最新情報などを積極的に発信しているかは、その税理士が常に学び続け、最新の知識をクライアントに還元しようとしているかの証となります。

税金の話だけじゃない。人柄や価値観が見えるか?

優れた税理士のブログは、税金の話だけに留まりません。

  • 経営哲学:
    自身の経営に関する考え方や、尊敬する経営者の話。
  • 趣味や日常:
    読書、スポーツ、家族との時間など、プライベートな一面。
  • 仕事への想い:
    なぜ税理士になったのか、仕事を通じて何を実現したいのか。

こうした税務以外のトピックからは、代表税理士の人柄や価値観が垣間見えます。税理士は、会社の最もデリケートな情報である「お金」を預ける相手です。

最終的に契約の決め手となるのは、「この人になら経営の相談ができる」「この人とパートナーとして一緒に歩んでいきたい」と思えるかどうか。ブログは、その相性を見極めるための絶好の材料なのです。

6. 事務所概要とスタッフ紹介:組織としての対応力と顔が見える安心感

代表税理士の魅力もさることながら、実際にあなたの会社を担当するのは一人のスタッフかもしれません。事務所全体の体制や、どんなスタッフが在籍しているかを知ることは、「組織」としての対応力と安心感を測る上で欠かせません。

「担当者がコロコロ変わる」大手税理士法人での私の苦い経験

私の3回目の税理士変更は、大手税理士法人でした。「大手だから安心だろう」という安易な考えが、新たな失敗を呼びました。

確かに組織としての基盤はしっかりしていましたが、料金は高額。そして何より問題だったのが、担当者が数年でコロコロと変わってしまうことでした。ようやく会社のことを理解してもらえたと思ったら、また新しい担当者に一から説明し直し。これでは、深いパートナーシップなど築けるはずもありません。

この経験から、事務所の規模だけで判断するのではなく、「誰が、どのように担当してくれるのか」という体制を事前に確認することの重要性を痛感しました。

スタッフの顔写真と資格、一言コメントから伝わる事務所の雰囲気

スタッフ紹介のページは、事務所の「顔」が見える重要なセクションです。

  • 顔写真の有無:
    スタッフの顔が見えることは、基本的な安心感に繋がります。
  • 保有資格:
    税理士資格を持つスタッフが何人いるのかは、事務所の総合力を示す指標です。
  • 経歴や一言コメント:
    各スタッフの得意分野や人柄が伝わってきます。「お客様の成長が何よりの喜びです」といったコメントからは、事務所全体の温かい雰囲気が感じられます。

スタッフが生き生きと働いている様子が伝わる紹介ページは、良い事務所である可能性が高いと言えます。

他士業との連携体制は明記されているか?

会社経営では、税務以外の専門知識が必要になる場面が多々あります。

  • 労務問題 → 社会保険労務士
  • 契約書のリーガルチェック → 弁護士
  • 登記関連 → 司法書士

こうした弁護士や司法書士などの他士業との連携体制がホームページに明記されているかは、非常に重要なチェックポイントです。連携がしっかりしている事務所であれば、何か問題が発生した際に、ワンストップで迅速に解決へと導いてくれます。

いざという時に頼りになる「かかりつけ医」のような存在かを見極めましょう。

7. サービス内容:記帳代行から経営コンサルまで、どこまで頼れるか?

「税理士の仕事は確定申告だけ」と思っていませんか?それは大きな誤解です。現代の税理士が提供するサービスは多岐にわたります。サービス内容のページを読み解くことで、その事務所がどこまであなたの会社の成長にコミットしてくれるのかが見えてきます。

税務顧問の範囲を明確にしているか?

「税務顧問」という言葉は便利ですが、その内容は事務所によって千差万別です。ホームページで、顧問契約に以下のサービスが具体的に含まれているかを確認しましょう。

  • 月次決算の実施:
    毎月の試算表を作成し、経営状況を報告してくれるか。
  • 面談の頻度と形式:
    毎月訪問してくれるのか、オンライン面談なのか。
  • 相談方法:
    電話、メール、Chatworkなどのビジネスチャットツールに対応しているか。

私が現在の税理士に満足している最大の理由は、この「月次決算」が非常に丁寧なことです。毎月、タイムリーに経営数字を把握できるようになったことで、迅速な経営判断が可能になりました。

資金調達や補助金申請のサポート実績はあるか?

会社の成長に不可欠なのが「資金」です。サービス内容に、資金調達や補助金申請のサポートが含まれているかは、会社の未来を左右する重要なポイントです。

  • 融資支援の実績:
    過去にどのような融資を成功させたか。
  • 提携金融機関:
    どの銀行と強固な関係を築いているか。
  • 補助金・助成金の情報提供:
    最新の補助金情報をキャッチアップし、提案してくれるか。

現在の税理士に変更してから、銀行からの信頼が厚い決算書を作成してくれるようになり、融資が格段にスムーズになりました。決算書の質が、資金調達力に直結することを身をもって体験したのです。

クラウド会計ソフトへの対応は明記されているか?

freeeやマネーフォワードといったクラウド会計ソフトへの対応状況は、その事務所の業務効率化やDX(デジタルトランスフォーメーション)への意識の高さを測るバロメーターです。

クラウド会計に対応している税理士を選ぶメリットは計り知れません。

  • リアルタイムでのデータ共有 → 銀行口座と連携し、常に最新の経営状況を税理士と共有できる。
  • 業務効率の大幅アップ → 経理作業の自動化により、本業に集中できる時間が増える。
  • コスト削減 → 記帳代行料を抑えられる可能性がある。

IT業界出身の私から見ても、これからの時代、クラウド会計への対応は必須条件です。DXに積極的な税理士は、あなたの会社の生産性向上にも大きく貢献してくれるはずです。

8. セミナー・イベント情報:能動的な情報提供と学びの姿勢

税理士事務所が開催するセミナーやイベントの情報は、その事務所の専門性と情報発信への意欲を示す鏡です。過去の開催実績やテーマを見ることで、事務所の得意分野や最新知識への感度を測ることができます。

開催テーマから得意分野と最新知識を読み解く

どのようなテーマのセミナーを開催しているかは、その事務所が今、何に力を入れているかを雄弁に物語っています。

2026年現在であれば、以下のような時流に合ったテーマを扱っているかは、税理士が常に学び、知識をアップデートしている証拠です。

  • インボイス制度導入後の実務対応セミナー
  • 電子帳簿保存法・完全義務化に向けた対策セミナー
  • 事業承継税制の活用法
  • 中小企業向け・最新補助金活用セミナー

こうしたテーマに積極的に取り組んでいる事務所は、クライアントに対して常に有益な情報を提供しようという高い意識を持っていると言えます。

過去の開催実績と参加者の声

単発のセミナーだけでなく、定期的に開催している実績があるかどうかも重要です。継続は力なり、という言葉通り、定期開催はその分野における専門性の高さを裏付けます。

もし、ホームページにセミナー参加者の声が掲載されていれば、必ず目を通しましょう。「専門的な内容を分かりやすく説明してくれた」「具体的な事例が多くて参考になった」といった声があれば、その税理士のコミュニケーション能力や説明のうまさを推し量ることができます。

9. お問い合わせフォームの分かりやすさ:「初回相談無料」の真意

いよいよ最終段階、問い合わせです。しかし、この「お問い合わせフォーム」にも、事務所の顧客に対する姿勢が表れています。ここで見るべきは、相談へのハードルをいかに下げてくれているか、という配慮です。

相談へのハードルを下げているか?

経営者は多忙です。問い合わせをしようと思った時に、そのプロセスが煩雑だと、それだけで心が折れてしまいます。

  • 問い合わせ方法の多様性:
    電話やメールだけでなく、入力が簡単な問い合わせフォームが設置されているか。
  • 気軽さの演出:
    「初回相談無料」「オンライン相談可」「土日祝対応」など、気軽にコンタクトを取れるような工夫がされているか。

こうした細やかな配慮は、契約後のコミュニケーションの円滑さにも繋がっていくことが多い、というのが私の経験則です。

「初回相談無料」で確認すべきこと

多くの事務所が「初回相談無料」を掲げていますが、その内容は様々です。有益な時間にするためには、事前の準備と確認が欠かせません。

無料相談でありがちなのが、自社の悩みはほとんど聞いてもらえず、一方的に事務所のサービス説明をされて終わってしまうケースです。そうならないために、以下の点を確認しましょう。

  • 相談時間と範囲:
    無料相談は何分間なのか。どこまでの内容を相談できるのか。
  • 準備物:
    事前に決算書などを用意すべきか。
  • 目的の明確化:
    「自社の◯◯という課題について、具体的なアドバイスが欲しい」と事前に伝え、単なる営業の場にさせない。

無料相談は、税理士の提案力や相性を見極める絶好の機会です。このチャンスを最大限に活用し、複数の税理士と面談することをお勧めします。

10. デザインと使いやすさ:神は細部に宿る。サイトから伝わる顧客への配慮

「ホームページのデザインなんて、税理士の実力に関係ない」と思われるかもしれません。しかし、私はそうは思いません。「神は細部に宿る」という言葉通り、サイトの使いやすさやデザインには、その事務所の仕事の丁寧さや、顧客に対する配慮の精神が如実に表れるのです。

スマートフォンで見たときに見やすいか?

経営者は、移動中や外出先など、スマートフォンで情報収集する機会が非常に多いです。そんな時に、パソコン表示のままのサイトが出てきたらどうでしょうか?文字が小さくて読めず、すぐに離脱してしまうでしょう。

現代において、スマートフォン対応(レスポンシブデザイン)は、もはや最低限のマナーです。これができていないということは、サイトを訪れる顧客の状況を想像できていない、つまり「顧客視点が欠けている」と言わざるを得ません。

情報は整理され、探しやすいか?

優れたホームページは、情報が論理的に整理されており、訪問者が必要な情報にすぐにたどり着けるように設計されています。

  • ナビゲーションは分かりやすいか?(例:「料金体系」「サービス内容」「お客様の声」などがすぐに見つかるか)
  • 文字の大きさや行間は適切か?
  • 専門用語ばかりでなく、分かりやすい言葉で説明されているか?

サイト全体の使いやすさは、その事務所のコミュニケーションの分かりやすさや、仕事の段取りの良さに比例する傾向があります。細部にまで配慮が行き届いたホームページを持つ事務所は、実際の業務においても丁寧な仕事をしてくれる可能性が高い、というのが私の結論です。

よくある質問(FAQ)

Q: ホームページがない税理士は、やめたほうがいいですか?

A: 一概にそうとは言えません。特にベテランの先生は、紹介だけで顧問先が埋まっているケースもあります。しかし、これから顧問先を探す経営者にとっては、情報が何もないのは判断が難しく、不安材料になるのも事実です。私の経験上、積極的に情報公開している税理士の方が、コミュニケーションも円滑な傾向にありました。

Q: 料金が一切書かれていないのはなぜですか?

A: 企業の規模や依頼内容によって料金が大きく変動するため、あえて掲載せず「個別見積もり」としている事務所は多いです。ただし、料金体系のモデルケースや目安すら示していない場合、問い合わせへのハードルが高く感じられるかもしれません。透明性を重視するなら、料金の考え方だけでも示している事務所の方が安心感はあります。

Q: 「節税」を強くアピールしている税理士は良い税理士ですか?

A: 必ずしもそうとは限りません。私が4番目に契約した税理士は節税提案が多かったですが、リスクの高いものが多く不信感を持ちました。重要なのは「安全かつ効果的な節税」を提案してくれるかです。目先の節税だけでなく、税務調査のリスクや会社の長期的な成長まで考えてくれる税理士が理想のパートナーです。

Q: 大手税理士法人と個人事務所、どちらが良いですか?

A: 一長一短があります。私は3番目に大手法人を選びましたが、料金が高く担当者が頻繁に変わる点が合いませんでした。大手は組織力や対応範囲の広さが魅力ですが、個人事務所は代表税理士に直接、柔軟に対応してもらえるメリットがあります。会社のステージや求めるものによりますが、重要なのは「誰が担当してくれるか」です。

Q: ホームページの情報だけで判断して契約しても大丈夫ですか?

A: 絶対にやめるべきです。ホームページはあくまで一次情報です。必ず複数の税理士と直接面談し、相性やレスポンスの速さ、具体的な提案内容を比較検討してください。私の7回の変更経験から断言しますが、最終的な決め手は「この人になら経営の相談ができる」という信頼感です。

まとめ

7回の税理士変更という、長く険しい道のりを歩んできた私だからこそ、断言できます。税理士選びは、経営の成否を分ける最重要課題の一つです。

ホームページには、その税理士が「単なる作業代行者」なのか、「共に未来を創るパートナー」なのかを見極めるためのヒントが、至る所に散りばめられています。

今回お伝えした10の情報は、いわば宝の地図です。

  1. 代表プロフィール → 経営者の孤独を理解する姿勢はあるか?
  2. 料金体系 → 「安かろう悪かろう」ではないか?
  3. 専門分野・実績 → あなたの業界を本当に理解しているか?
  4. お客様の声 → その声は本物か?
  5. 情報発信 → 専門性と人柄はにじみ出ているか?
  6. 事務所・スタッフ → 組織としての対応力と安心感はあるか?
  7. サービス内容 → どこまで頼れる存在か?
  8. セミナー情報 → 学び続ける姿勢はあるか?
  9. 問い合わせフォーム → 相談へのハードルは低いか?
  10. デザイン → 顧客への配慮は行き届いているか?

この地図を手に、ぜひあなたの会社の未来を託せる最高のパートナーを見つけ出してください。

もし、それでも一人で選ぶのが不安だったり、迷ったりするようなら、いつでも私が運営する「税理士ベスト」にご相談ください。私の14年間にわたる失敗経験のすべてを、あなたの成功のために役立てることをお約束します。

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✓ 私が7回も税理士を変更した理由、それは…
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税理士選びで失敗すると、年間数百万円のキャッシュを失います。
私自身、2人目の税理士の経理処理ミスで社長に役員貸付金1,500万円が発生し、
社長は今も毎月30万円以上を返済し続けています。私が選んだ税理士のミスで、社長に大きな負担をかけてしまいました。

でも、7社目の税理士に出会ってから、年間350万円のキャッシュが残るようになりました。

「税理士を変えたいけど、どうやって探せばいいかわからない…」

だからこそ、私は自らの失敗経験を活かして「税理士ベスト」を創りました。
私のような苦い経験をする経営者を減らしたい。その一心で立ち上げたサービスです。まずは無料で相談してみてください。

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この記事を書いた人

株式会社ウェブブランディングの創業メンバー・税理士ベスト事業部長。税理士選びを担当する中で14年間で7回の変更を経験。自らが選んだ税理士のミスで社長に1,500万円の役員貸付金を発生させた苦い経験から「税理士ベスト」を立ち上げる。経営者の税理士選びをサポート。

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