クラウド会計の危険性とは?セキュリティリスクから費用の落とし穴まで徹底解説

「クラウド会計は便利そうだけど、本当に大丈夫なの?」——私も最初はそう思っていました。

14年間で7回税理士を変えてきた私が断言します。クラウド会計の危険性は「セキュリティ」だけではありません。

自動仕訳のミスが税務調査につながるリスク、気づかないうちにコストが膨らむ落とし穴、そして「税理士いらず」という誤解が招く最悪のシナリオ。

2代目税理士の経理処理ミスで役員貸付金が1,500万円に膨らみ、実際には借りていないのに未だに毎月30万円以上返済し続けている私だからこそ、帳簿ミスの怖さは骨身に染みています。

この記事では、経営者が知っておくべきクラウド会計のリアルなリスクと対処法を、包み隠さずお伝えします。

【この記事の結論】クラウド会計の危険性|知っておくべき3つのリスクと対策

リスクの種類具体的な内容対策のポイント
① セキュリティリスクID漏洩・マルウェア感染・内部不正の3つが主な脅威。ただし「仕組みが安全」と「運用が安全」は別物多要素認証の必須化と、アクセス権限の最小化
② 自動仕訳ミスAIの誤学習・借入金元本の経費処理ミス・二重計上が発生しやすい。放置すると税務調査→追徴課税に発展するリスクあり月次で試算表を確認し、税理士に定期チェックを依頼する
③ 費用の落とし穴「初期費用が安い」は事実だが、10年間の総コストはインストール型の最大5倍になるケースも。値上げリスクも要注意導入前に5年・10年のトータルコストを試算する
クラウド会計の3大リスクと対策
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目次

クラウド会計のセキュリティリスクは本当に危険か?情報漏洩・不正アクセスの実態

クラウド会計が持つ3つのセキュリティ上の弱点

主要なクラウド会計ソフトは、金融機関レベルのSSL暗号化やデータセンターの多重バックアップを採用しています。ただし「仕組みが安全」と「運用が安全」は別の話です。IT系企業で働いてきた経験から断言しますが、セキュリティは仕組みより運用が9割です。

実際に経営者が被害を受けやすい弱点は、主に以下の3つです。

  • ID・パスワード漏洩によるなりすましログイン
    フィッシング詐欺やパスワードの使い回しによる第三者アクセス
  • マルウェア・ランサムウェア感染
    端末が感染することで、ブラウザ上のデータが抜き取られるリスク
  • 権限設定ミスによる内部不正
    経理担当者が必要以上の権限を持ち、データの閲覧・改ざんができてしまう状態

「インストール型の方が安全」は本当か?両者の安全性を比較する

「クラウドは怖い、インストール型の方が安全」——よくある誤解です。実態を比較してみましょう。

比較項目インストール型クラウド型
データ保管場所自社PC・サーバーデータセンター(3重バックアップ)
PC盗難リスク高い(PCごと盗まれる)低い(端末にデータなし)
ウイルス感染リスク高い低い(サーバー側で管理)
管理コスト高い(自社で対応)低い(ベンダーが対応)
バージョンアップ手動・有料自動・無料

クラウドかインストール型かより、ユーザー側の運用の質が安全性を決めます。

中小企業が今すぐできるクラウド会計のセキュリティ対策

難しく考える必要はありません。まずこの4つだけ実践してください。

  1. 多要素認証(2段階認証)を必須化する → これだけでなりすましログインの大半を防げます
  2. アクセス権限を最小化する → 閲覧のみでいい担当者に編集権限を与えない
  3. 公共Wi-Fiでのアクセスを禁止する → カフェや空港でのアクセスはルール違反に
  4. 四半期ごとにパスワードを見直す →. 退職者のIDが残ったままになっていないか確認

自動仕訳の落とし穴:AIが引き起こす経理ミスと税務調査リスク

「自動でやってくれる」が最大のワナ:AIが間違える3つのパターン

クラウド会計の最大の売りは自動仕訳ですが、「自動化=正確」という思い込みが最も危険です。AIが間違えやすい代表的なパターンを挙げます。

パターン1:学習機能の誤学習

例えばA商店への支払いを「福利厚生費」として覚えた後、A商店から文具を購入しても同じ科目で仕訳されてしまうケースがあります。

パターン2:借入金返済の元本を「経費」として処理

借入金の返済は元本(費用にならない)と利息(費用になる)に分かれますが、銀行連携で自動取り込みすると元本まで経費として処理されることがあります。これが積み重なると、所得の過少申告→税務調査→追徴課税というルートに発展します。

パターン3:銀行連携とカード連携の二重計上

同じ取引が銀行口座とクレジットカードの両方から取り込まれ、売上や経費が二重計上されるケースも報告されています。

2代目税理士のミスは自動仕訳ではありませんでしたが、今振り返ると当時クラウド会計があったとしても、誰もチェックしなければ同じ結果になっていた可能性が高いと思っています。

クラウド会計の自動仕訳ミスが税務調査に発展する最悪シナリオ

問題は、ミスが1〜2年間気づかれずに積み重なることです。

借入金の元本返済を経費として誤処理し続けた場合、年間数百万円規模で所得が過少申告されている状態になります。これが税務調査で発覚すると、本税に加えて過少申告加算税(本税の10〜15%)と延滞税(年利最大14.6%)が課されます。

自動仕訳のミスを防ぐ:経理担当者が毎月やるべき3つのチェック

  1. 月次で試算表の残高を前月と比較する
    → 前月比で大きく変動している科目がないか確認するだけで異常を早期発見できます
  2. 借入金返済の仕訳を毎月手動で確認する
    → 元本と利息が正しく分けられているか目視チェック
  3. 四半期ごとに自動仕訳ルールを棚卸しする
    → 不要なルールや誤学習されたルールを削除・修正

クラウド会計を入れた後も、税理士に月1回は試算表チェックをお願いするだけで、こうしたリスクの9割は防げます。

知らないと損する:クラウド会計の「費用の落とし穴」と隠れコスト

インストール型 vs クラウド型:5年・10年で見たトータルコスト比較

「クラウド会計は初期費用が安い」は事実ですが、長期で見ると話が変わります。

比較項目インストール型クラウド型(例:年額6万円プラン)
初期費用5〜10万円0〜1万円程度
月額費用なし(バージョンアップ除く)月3,000〜8,000円(プランにより異なる)
5年間の概算コスト7〜15万円18〜50万円
10年間の概算コスト10〜20万円36〜100万円
複数法人の場合追加ライセンス費のみ法人数分の月額費用

「安く見えて高い」——これがクラウド会計の費用の本質です。複数法人を経営している方は特に注意が必要です。

毎年値上がりするクラウド会計ソフトの料金問題

正直に言うと、これが一番見落とされがちなリスクだと思っています。

主要なクラウド会計ソフト2社(freee・マネーフォワード)は現時点で赤字経営が続いており、利用料の値上げが続いています。IT企業に携わる者として断言しますが、赤字のSaaSは必ずどこかで値上げか撤退を選びます。このリスクは必ず織り込んでおくべきです。

また、「下位プランでは使いにくくなる機能制限」によってプランアップグレードを半ば強制されるケースも増えています。「月額3,000円のつもりが、気づけば8,000円になっていた」という経営者の声は珍しくありません。

「導入したら税理士顧問料が下がる」の誤解:コスト計算の落とし穴

「クラウド会計を入れれば記帳作業が減るから、顧問料が下がるはず」——私も最初はそう思っていました。これはよくある誤解です。

実態としては、以下のような理由で顧問料が期待通り下がらないケースが多いです。

  • 自動仕訳ルールの誤設定により、税理士側の修正コストが増加している
  • 「記帳代行料」は減っても、「月次監査料」「決算料」は変わらない
  • クラウド会計に対応していない税理士に依頼し続けることで非効率が続く

私自身は、7代目の税理士に変えた後、適切な節税提案(役員報酬の最適化、小規模企業共済の活用など)によって年間約350万円のキャッシュフローが改善しました。ただしこれはクラウド会計だけの効果ではなく、税理士の質と相性が大きく影響しています。

クラウド会計「向いていない」企業・業種の特徴とは?

クラウド会計の恩恵を受けにくい4つの業種・ビジネスモデル

クラウド会計の最大のメリットは「銀行・カード連携による自動仕訳」です。裏を返せば、現金取引が多い業種ではそのメリットが半減します。

業種・タイプ向いていない理由
現金決済中心の小売・飲食業銀行連携のメリットが薄い。レジ締めの手入力が多く残る
建設業・農業業種特有の勘定科目が多く、標準設定では対応しきれない
ITツール習熟が難しい従業員構成操作コストがメリットを上回るケースがある
既存システムと連携できない企業販売管理・給与システムとの二重入力が発生する

IT企業を経営している当社には合いましたが、現金商売中心の知人の経営者には「かえって手間が増えた」と言われました。導入前に「銀行・カード連携できる取引が全体の何割か」を確認することが判断の基準になります。

インターネット依存のリスク:サーバーダウン・通信障害時の対処法

月末の締め処理や確定申告前のアクセス集中時に、ソフトの動作が重くなったり一時的に使えなくなるケースがあります。AWSなど大手クラウドインフラの障害が連鎖することも実際に起きています。

実践的な対処法:

  • 月次締め作業は月末ギリギリを避け、余裕を持ったスケジュールに
  • 重要な帳票はPDFで定期的にローカル保存する習慣を
  • 税務調査当日のネット障害に備えて、データをUSBにも保存しておく

「クラウド会計があれば税理士はいらない」は本当か?経営者の誤解と現実

クラウド会計が自動化できること・できないことの明確な線引き

「クラウド会計があれば確定申告も自分でできる」という声をよく耳にします。正確に言うと、個人事業主の簡単な確定申告なら可能なケースもある、というのが現実です。法人の場合は別です。

できることできないこと
日常の仕訳・帳簿作成法人税申告書の作成(多くのソフトが非対応)
銀行・カード明細の自動取り込み決算仕訳の判断
試算表・財務レポートの生成節税提案・経営アドバイス
税務調査の対応・交渉

ソフトは「経理作業の効率化ツール」です。税理士の判断を代替するものではありません。

7回の税理士変更で気づいた「クラウド会計×良い税理士」の最強の組み合わせ

本音を言えば、クラウド会計単体では経営は変わりませんでした。変わったのは、7代目の税理士と出会ってからです。

今の税理士とは毎月1回、クラウド会計のデータを画面共有しながら面談しています。自動化で記帳の手間が省けた分、税理士との時間を「どの事業が伸びているか」「来期の投資判断をどうするか」といった経営戦略の議論に集中できるようになりました。これが経営数字の見え方を劇的に変えました。

悪いパターン:クラウド会計を入れて丸投げ → 自動仕訳のミスが蓄積 → 決算時に初めて発覚

良いパターン:クラウド会計で自動化 → 税理士が月次でチェック → 異常を早期発見・経営判断に活用

私が後悔しているのは、2代目税理士を選んだ際に会計処理の正確性を確認しなかったことです。クラウド会計があっても、チェック体制がなければ同じミスは起きます。ツールと人の両方を正しく選ぶことが経営の成否を分けます。

クラウド会計を安全に使いこなすためのリスク対策チェックリスト

導入前に確認すべき7つのポイント

導入して後悔しないために、事前にこの7点を確認してください。

  • [ ] 現在の顧問税理士がクラウド会計に対応しているか
  • [ ] 既存の販売管理・給与システムとの連携可否を確認した
  • [ ] 現金取引の比率を把握した(全体の半分以上なら要再検討)
  • [ ] 従業員のITスキルレベルに合っているか確認した
  • [ ] 複数法人経営の場合、法人数分のコストを試算した
  • [ ] セキュリティポリシーと権限設定ルールを事前に決めた
  • [ ] 導入後に誰が月次確認をするか、担当者を決めた

この7つを確認してから導入すれば、後悔する確率は大幅に下がります。

導入後に防ぐべき運用リスクと月次チェック習慣

導入後こそ、継続的な運用管理が重要です。私が実践している習慣をご紹介します。

  • 月次:試算表の残高を前月比で比較し、異常値がないか確認
  • 月次:借入金返済の仕訳を手動で目視チェック
  • 月次:税理士と画面共有しながら打ち合わせ(これが最も効果的)
  • 四半期:自動仕訳ルールの棚卸し・修正
  • 年次:パスワード・アクセス権限の見直し(退職者IDの削除含む)

月1回の税理士との面談でクラウド会計データを共有するだけで、リスクの大半はカバーできます。この習慣が、私の経営判断の質を大きく高めてくれました。

よくある質問(FAQ)

Q: クラウド会計はセキュリティ的に安全ですか?

100%安全とは言えませんが、適切に運用すれば十分な安全性があります。主要ソフトはSSL暗号化・多要素認証・データセンターの3重バックアップを採用しており、むしろPCの物理盗難リスクがあるインストール型より安全なケースも多いです。

IT企業に携わる立場から見ても、主要ソフトのセキュリティ水準は信頼できると感じています。ただし多要素認証の設定、権限管理、公共Wi-Fiでのアクセス禁止といったユーザー側の運用が重要です。

Q: クラウド会計の自動仕訳は正確ですか?ミスはありませんか?

ミスは発生します。特に注意が必要なのは、借入金返済の元本を経費として処理するミス、銀行・カード連携の二重計上、学習機能の誤学習の3パターンです。「自動化=正確」という思い込みが最も危険です。月次で試算表を確認し、税理士に定期チェックを依頼することが有効な対策になります。

Q: クラウド会計を使えば税理士は不要になりますか?

法人の場合は顧問税理士が必須です。多くのクラウド会計ソフトは法人税申告書の作成に対応しておらず、決算仕訳・節税提案・税務調査対応は専門家が必要です。クラウド会計で記帳を効率化した分、税理士との時間を経営アドバイスに集中させるのが理想的な活用法です。

Q: クラウド会計の料金は毎年上がっていますか?

主要2社(freee・マネーフォワード)は赤字経営が続いており、利用料の値上げが継続しています。長期利用ではインストール型とのトータルコスト比較が必要です。複数法人経営の場合は法人分だけ費用がかかる点も要注意です。

Q: クラウド会計で税務調査が入ったらどうなりますか?

クラウド会計を使っていること自体が税務調査の原因になるわけではありません。ただし自動仕訳ミスによる過少申告がある場合、追徴課税(過少申告加算税・延滞税)のリスクが生じます。顧問税理士がいれば税務署からの連絡は税理士経由になり、対応がスムーズになります。調査当日に備えてデータのPDF出力・ローカル保存もしておくと安心です。

Q: クラウド会計が向いていない業種はありますか?

現金取引が中心の小売・飲食業、業種特有の勘定科目が多い建設業・農業、ITツールの習熟が難しい従業員構成の企業は、メリットを最大限に享受しにくい可能性があります。「銀行・カード連携できる取引が全体の何割か」を確認することが、導入判断の基準になります。

Q: クラウド会計と顧問税理士、どちらを優先すべきですか?

どちらかではなく、「両方の正しい組み合わせ」が答えです。クラウド会計で日常の記帳・データ管理を効率化し、税理士に月次チェック・節税提案・経営アドバイスを担ってもらう役割分担が理想です。ツールと人の両方を正しく選ぶことが、経営の成否を分けます。

まとめ

クラウド会計は「便利なツール」ですが、「万能なツール」ではありません。

この記事でお伝えした3つのリスク——セキュリティ、自動仕訳ミス、費用の落とし穴——を正しく理解した上で使えば、経営の強力な武器になります。逆に「自動でやってくれる」という過信が最大の危険です。

7回の税理士変更で私が学んだことは、「良いツール」と「良い税理士」の組み合わせが経営を変えるという事実です。現在の7代目税理士と出会い、年間350万円のキャッシュが残るようになったのも、クラウド会計だけの成果ではありません。

まずクラウド会計の特性を正しく知り、それを活かせる税理士を見つけること。この2つが揃って初めて、経営の数字が見えるようになります。

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でも、7社目の税理士に出会ってから、年間350万円のキャッシュが残るようになりました。

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この記事を書いた人

株式会社ウェブブランディングの創業メンバー・税理士ベスト事業部長。税理士選びを担当する中で14年間で7回の変更を経験。自らが選んだ税理士のミスで社長に1,500万円の役員貸付金を発生させた苦い経験から「税理士ベスト」を立ち上げる。経営者の税理士選びをサポート。

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