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執筆者プロフィール

7回の税理士変更、1,500万円の役員貸付金…失敗のすべてを乗り越えた私が「税理士チェンジ」を運営する理由

はじめまして。「税理士チェンジ」の執筆者、佐藤健一と申します。

私は税理士ではありません。株式会社ウェブブランディングの創業メンバーとして、14年間で7回も税理士を変更した、ひとりの事業部長です。

このメディアでは、私が1,500万円という高すぎる授業料を払って学んだ「税理士選びの真実」を、包み隠さずお伝えしていきます。

なぜなら、過去の私のように、税理士選びで悩み、苦しむ経営者を一人でも減らしたい。その一心で、この記事を書いているからです。

私の物語:なぜ、税理士選びで失敗し続けたのか

始まりは「安ければいい」という安易な考えだった

2011年、株式会社ウェブブランディングの創業期。私は知人の紹介で、最初の税理士と契約しました。「とりあえず安ければいい」という、今思えばあまりにも安易な考えでした。その結果、レスポンスは遅く、経営に関するアドバイスは皆無。年に一度、決算申告の時期にしか連絡が来ない「置物」のような税理士でした。

会社の成長のためには、これではダメだ。私は、もっと親身になってくれる税理士を探し始めました。

会社の成長を止めた、1,500万円の役員貸付金という悪夢

入社2年目、私は親しみやすさを重視して、2人目の若手税理士と契約しました。しかし、これが私のキャリアにおける最大の失敗となります。

その税理士のずさんな経理処理により、社長に1,500万円もの「役員貸付金」が発生してしまったのです。

原因は、社長が会社の通帳から支払った経費や、個人で立て替えた経費の誤処理でした。税理士は、それらをすべて「社長への貸付金」として処理していたのです。

新規事業のための融資を申し込んだ際、銀行担当者から投げかけられた言葉が、今も私の心に突き刺さっています。

「佐藤さん、この1,500万円の役員貸付金は何ですか?会社のお金を社長個人に貸しているということですよね。これでは、融資したお金も個人的に使われるのではないかと心配です。この状態では融資は難しいです」

社長は、実際には1円も借りていません。それにもかかわらず、今も毎月30万円以上を会社に返済し続けています。

「自分が選んだ税理士のせいで、社長に一生の傷を負わせてしまった」

この罪悪感と後悔が、私の原点です。そして、この苦い経験こそが、税理士紹介サービス「税理士ベスト」を創り、このメディアを立ち上げる最大の動機となりました。

7回の税理士変更で学んだ「良い税理士」の条件

1,500万円の失敗から、私の税理士探しの旅が始まりました。大手、中堅、IT特化型、コンサル型…あらゆるタイプの税理士と契約し、理想のパートナーを追い求めました。それは、まさに失敗と学びの連続でした。

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回数時期(年齢)税理士のタイプ変更理由と学び
1人目2011年(34歳)知人紹介のベテラン税理士「安さだけで選ぶと失敗する」 レスポンスが遅く、アドバイスも皆無。
2人目2012年(35歳)親しみやすい若手税理士「知識不足は会社を殺す」 1,500万円の役員貸付金が発生する致命的ミス。
3人目2014年(37歳)大手税理士法人「大手=安心ではない」 料金は高いが、担当者が頻繁に変わり、サービスの質が安定しない。
4人目2017年(40歳)節税提案型の中堅事務所「攻めすぎの節税はリスク」 無理な経費計上を勧められ、税務リスクへの不信感が募る。
5人目2019年(42歳)IT特化型の個人事務所「業界知識だけでは不十分」 話は通じるが、経営アドバイスがなく、物足りなさを感じる。
6人目2021年(44歳)経営コンサル型税理士「コンサルと税務は別物」 経営アドバイスは秀逸だが、税務処理が雑でミスが多い。
7人目2023年(46歳)バランス型の理想的な税理士「最高のパートナーは存在する」 税務と経営の両方に精通し、レスポンスも速い。年間350万円のキャッシュ改善を実現。

だから、私は「税理士ベスト」を創った

6回の失敗を経て、私はようやく7人目の理想的な税理士に出会うことができました。彼との出会いで、会社のキャッシュフローは年間350万円も改善し、経営数値は明確になり、銀行からの信頼も厚くなりました。

この経験を通じて、私は確信しました。

「良い税理士紹介サービスがあれば、多くの経営者が救われるはずだ」

だからこそ、私は自らの失敗経験のすべてを注ぎ込み、経営者のための税理士紹介サービス「税理士ベスト」を創設しました。過去の私のように、一人で悩み、貴重な時間とお金を失ってほしくない。その一心で、このサービスを運営しています。

このメディア「税理士チェンジ」で、あなたに約束すること

「税理士は、経営のパートナーである」

これが、私の14年間の経験から得た、揺るぎない信念です。

このメディア「税理士チェンジ」では、この信念に基づき、あなたに3つのことを約束します。

1. 実体験に基づく、正直な情報だけを発信する

机上の空論や、どこかの受け売りではありません。私が実際に経験した成功と失敗、そして7人の税理士から学んだ生々しい情報だけをお届けします。

2. 税理士業界のタブーに切り込む

「なぜ税理士は節税提案をしないのか?」「担当者の大半が無資格という現実」など、業界の裏側や、経営者が本当に知りたいけれど誰も教えてくれない情報に、本音で切り込んでいきます。

3. 明日から使える、具体的なアクションプランを提示する

単なる知識の提供で終わらせません。「良い税理士の見極め方」「今の税理士への不満の伝え方」「税理士変更の具体的なステップ」など、あなたが明日から行動に移せる具体的なノウハウを提供します。

プロフィール詳細

佐藤 健一(さとう けんいち) ※ペンネーム

株式会社ウェブブランディング 税理士ベスト事業部長・創業メンバー

1977年生まれ、48歳。大手SIerでプログラマーからプロジェクトマネージャーまでを経験後、2011年に株式会社ウェブブランディングの創業に参画。以来14年間、会社の成長を支え続ける。

その過程で経験した7回の税理士変更と、自らが選んだ税理士のミスによる「1,500万円の役員貸付金問題」を原体験とし、経営者のための税理士紹介サービス「税理士ベスト」を企画・創設。現在は事業部長として、多くの経営者の税理士選びをサポートしている。

  • 価値観: 「税理士は経営のパートナーであるべき」という信念を持つ。失敗を学びの機会と捉え、常に変化を求める。
  • 趣味: ビジネス書を読むこと(月5冊)、経営者仲間とのゴルフ
  • 影響を受けた本: 『マネジメント』(ピーター・ドラッカー)、『金持ち父さん 貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ)
  • 座右の銘: 変化を恐れるな、現状維持こそがリスク

もしあなたが、かつての私と同じように税理士選びで悩んでいるのなら、このメディアがきっとあなたの羅針盤となるはずです。

私の失敗が、あなたの成功の糧となることを願って。

そうだ、税理士を変えよう。