税理士への苦情窓口はどこ?トラブル別の相談先と解決方法を完全解説

「税理士のミスで損害が出たけど、どこに相談すればいいか分からない」「税理士とトラブルになったが、泣き寝入りするしかないのか」

そんな悩みを抱えていませんか?

私は株式会社ウェブブランディングで14年間に7回の税理士変更を経験し、その中で税理士のミスにより社長に役員貸付金1,500万円が発生するという痛い経験をしました。

自分が選んだ税理士のミスで社長に迷惑をかけてしまったことから、税理士トラブルの深刻さと適切な相談先の重要性を身をもって理解しています。

この記事では、税理士への苦情窓口の種類、トラブル別の最適な相談先、具体的な解決方法を、私の実体験と2026年2月時点の最新情報を交えて完全解説します。

【この記事の結論】税理士への苦情・トラブル相談窓口

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トラブルの種類主な相談先ポイント
コミュニケーション不足・軽微なミス税理士本人または事務所の所長まずは直接対話で改善を求めるのが基本。
報酬に関するトラブル税理士会の「紛議調停」裁判を避け、原則無料で中立な解決を目指せる。
重大なミスによる損害賠償弁護士「税理士賠償保険」での対応を求め、応じない場合は法的措置を検討。
脱税指南などの法律違反国税局(税務署)個人の救済目的ではなく、税理士法違反を是正させるための通報窓口。
税理士トラブル5つの相談窓口
税理士トラブルは一人で抱え込まず、まず本人に相談を。解決しない場合は紛議調停や弁護士への相談も検討しましょう。適切な窓口選びが解決の鍵です。
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目次

税理士への苦情窓口は5つ。それぞれの特徴と使い分け

税理士との間にトラブルが発生した際、相談できる窓口は主に5つあります。それぞれの窓口は役割や特徴が異なるため、状況に応じて適切に使い分けることが重要です。まずは全体像を把握しましょう。

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相談窓口主な対象となるトラブル費用解決までの期間特徴
1. 税理士本人コミュニケーション不足、軽微なミス無料即日〜数週間最も手軽。直接話すことで早期解決の可能性。
2. 税理士事務所の所長担当者の対応、事務所全体の体制無料数日〜数週間担当者レベルで解決しない場合に有効。
3. 税理士会の紛議調停報酬に関する紛争、軽微な損害賠償無料(原則)2〜3ヶ月裁判を避け、中立な立場で解決を図れる。
4. 国税局税理士法違反(脱税指南、無資格業務)無料不明法律違反を是正させるための窓口。個人の救済が目的ではない。
5. 弁護士重大なミスによる損害賠償請求有料数ヶ月〜数年法的拘束力のある解決が可能。費用が高額になる可能性。

1. 税理士本人への直接相談

トラブルを感じたら、まずは税理士本人に直接話し合うことから始めるのが基本です。コミュニケーションの齟齬や小さな誤解が原因であることも少なくありません。私の経験上、税理士本人も問題に気づいていないケースは意外と多いものです。

また、多くの税理士は税理士職業賠償責任保険(税賠保険)に加入しています。ミスによる損害が発生した場合、この保険でカバーされる可能性があります。まずは冷静に事実関係を伝え、対応を相談してみましょう。

2. 税理士事務所の所長・上司への相談

担当の税理士が大規模な税理士法人や事務所に所属している場合、その所長や上司に相談するという方法もあります。担当者個人の問題であれば、担当者変更などの対応をしてもらえる可能性があります。

ただし、正直に言うと、事務所に相談しても何も変わらない場合も多いです。その場合は、その事務所の体質に問題がある可能性が高いため、後述する税理士変更を本格的に検討すべきサインと捉えるべきでしょう。

3. 税理士会の紛議調停委員会

当事者間の話し合いで解決が難しい場合、税理士会に設置されている紛議調停委員会に相談する方法があります。これは、裁判外紛争処理(ADR)の一つで、中立な立場の調停委員が間に入り、話し合いによる解決を目指す制度です。

調停期間は2〜3ヶ月程度費用は原則無料で、裁判に比べて時間とコストを大幅に抑えられるのがメリットです。ただし、調停案に法的な強制力はないため、双方が合意しなければ解決には至りません。

なお、ご自身の税理士がどの税理士会に所属しているかは、日本税理士会連合会のホームページから検索できます。

参考: 法的トラブル解決には、「ADR(裁判外紛争解決手続)」

4. 国税局(税務署の総務課)への通報

税理士に明らかな税理士法違反(無資格者の税理士業務、脱税指南、守秘義務違反など)の疑いがある場合は、国税局に通報するという選択肢があります。

近年、国税庁は税理士の監督を強化しており、令和6年度(2024年度)の懲戒処分等は過去最多の64件に上りました。さらに令和7年度(2025年度)には「税理士事務専門官」が新設され、監視体制はより一層強化されています。

ただし、国税局への通報はあくまで「税理士法違反」を取り締まるためのものであり、サービスの質やコミュニケーションといった個人的なトラブルの解決を目的とするものではない点に注意が必要です。

5. 弁護士への相談と損害賠償請求

税理士のミスによって具体的な金銭的損害が発生した場合は、弁護士に相談して損害賠償請求を行うことを検討します。弁護士に相談するだけでも、税理士の態度が軟化し、話し合いに応じるケースもあります。

民事訴訟に発展する場合、費用と時間がかかりますが、法的に責任を追及し、損害を回復するための最も強力な手段です。7回税理士を変更した私の経験から言えるのは、「税理士とのトラブルを多く扱っている弁護士を選ぶことが極めて重要」だということです。

トラブルの種類別 | 最適な相談先の選び方

トラブルの内容によって、どの窓口に相談するのが最適かは異なります。ここでは、よくあるトラブル事例ごとにおすすめの相談先を解説します。

記帳ミス・経理処理ミスの場合

記帳ミスや経理処理ミスは、会社の財務状況を歪め、経営判断を誤らせる危険なトラブルです。私自身、2回目の税理士のミスで社長に役員貸付金1,500万円が発生するという、会社にとって致命的なダメージになりかねない経験をしました。

【私の失敗談】
法人化後、社長が立て替えた経費の処理を税理士が誤り、社長個人への貸付金として処理されてしまいました。その結果、社長は会社から借金をしていないにも関わらず、今も毎月30万円以上を会社に返済し続けています。自分が選んだ税理士のミスで社長に迷惑をかけてしまったことに、今でも深い責任を感じています。

このような場合、まずは税理士本人に事実確認と修正を求め、税賠償責任保険での対応が可能か確認します。対応が不誠実であったり、損害が大きかったりする場合は、迷わず弁護士に相談し、損害賠償請求を検討すべきです。

届出忘れ・申告ミスの場合

税務署への届出忘れや申告ミスは、延滞税や加算税といった追徴課税に直結します。発覚した場合は、速やかに税理士本人に修正申告を依頼しましょう。

もし税理士のミスによって追徴課税が発生した場合、その損害については賠償を求めることができます。まずは税理士本人と話し合い、応じない場合は税理士会の紛議調停委員会や弁護士への相談を検討します。

コミュニケーション・対応の遅さの場合

「レスポンスが遅い」「説明が専門用語ばかりで分かりにくい」といったコミュニケーションの問題は、多くの経営者が抱える不満です。こうした不満は、まずは税理士本人に率直に伝え、改善を求めることが重要です。小さな不満を溜め込まず、早めに伝えることが、大きなトラブルを防ぐコツです。

それでも改善が見られない場合は、税理士事務所の所長に相談するか、税理士の変更を具体的に検討するタイミングです。

節税提案不足・攻めすぎる節税提案の場合

節税提案が全くないのも問題ですが、逆にリスクの高い「攻めすぎた」節税提案をされるのも考えものです。私の経験上、「節税提案が多ければ良い税理士」というわけでは決してありません。

節税提案に不満がある場合は、まず税理士に具体的な質問を投げかけ、知識レベルやスタンスを確認しましょう。知識不足が明らかであったり、リスクに対する説明が曖昧だったりする場合は、税理士の変更を検討すべきです。会社の状況に合った、安全かつ効果的な節税を提案してくれるパートナーを探すべきです。

追徴課税・重大なミスの場合

税理士のミスが原因で追徴課税(延滞税、無申告加算税、重加算税など)が発生した場合、その損害は納税額の10%〜40%にもなり、非常に大きくなります。このような重大なミスについては、まず税理士本人に税理賠償責任保険での対応を強く求めます。

保険でカバーされない、あるいは対応に納得できない場合は、税理士会の紛議調停委員会や弁護士への相談による損害賠償請求が必須です。泣き寝入りは絶対に避けるべきです。

税理士法違反(脱税指南・無資格業務)の場合

脱税を勧められたり、資格のない事務員が税理士業務を行っていたりするなど、税理士法に違反する行為を発見した場合は、直ちに国税局(税務署の総務課)に通報してください。これは、個人のトラブル解決というよりも、業界全体の健全化のために行うべきことです。前述の通り、国税庁は近年、こうした不正行為への監視を強めています。

税理士会の紛議調停制度 | 手続きの流れと期間・費用

裁判は避けたいが、当事者だけでは解決が難しい場合に有効なのが、税理士会の「紛議調停制度」です。ここでは、その具体的な内容を解説します。

紛議調停制度とは?

紛議調停制度は、税理士と顧客との間のトラブルを、裁判によらずに解決するための制度です。税理士会の内部に設置された「紛議調停委員会」が、中立・公正な立場で双方の主張を聞き、和解のあっせんを行います。

参考: 紛議調停制度|相談窓口のご案内|納税者の方へ|東京税理士会

紛議調停の申立方法

1. 所属税理士会の確認

まず、日本税理士会連合会のウェブサイトで、対象の税理士が所属する税理士会を調べます。

2. 申立書の作成・提出

所属税理士会のウェブサイトなどから申立書の書式を入手し、トラブルの内容や解決希望額などを具体的に記載して、証拠書類とともに郵送で提出します。

紛議調停の流れと期間

申立てから解決までの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 申立
    依頼者が税理士会に申立書を提出します。
  2. 受理・答弁書の請求
    税理士会が申立てを受理し、相手方の税理士に答弁書の提出を求めます(約3週間)。
  3. 調停期日の設定
    双方の都合を調整し、第1回の調停期日を決定します。
  4. 調停の実施
    調停委員が双方から事情を聴取し、解決案を探ります。期日は1回とは限らず、数回に及ぶこともあります。
  5. 合意または不調
    双方の合意が得られれば調停成立となり、和解契約書が作成されます。合意に至らない場合は「不調」として終了します。

申立てから最初の調停期日までは約2〜3ヶ月が目安です。

紛議調停の費用

申立手数料は原則無料です。これは、裁判を起こす場合に必要となる印紙代などに比べて大きなメリットと言えます。ただし、調停のために弁護士に依頼した場合は、別途弁護士費用が発生します。

紛議調停のメリットとデメリット

メリットデメリット
費用が安い(原則無料)法的な強制力がない
手続きが比較的簡単調停が不調に終わる可能性がある
解決までの期間が短い税理士との関係継続は難しくなる
非公開で進められる損害の完全な回復は難しい場合がある

私の視点から補足すると、「紛議調停に進む場合は、その税理士との契約関係は終わらせる」という覚悟を持つべきです。一度、公の場で争った相手と、再び良好なパートナーシップを築くのは現実的ではありません。

弁護士への相談と損害賠償請求|費用と手順を解説

税理士のミスによる損害が大きく、話し合いでの解決が見込めない場合は、弁護士に依頼して法的に責任を追及することを検討します。

弁護士に相談すべきケース

  • 税理士のミスで多額の追徴課税や損害が発生した
  • 税理士がミスを認めず、話し合いに応じない
  • 税理士会の紛議調停が不調に終わった

私の経験上、弁護士に相談し、弁護士名で内容証明郵便を送付するだけでも、相手の態度が大きく変わり、交渉のテーブルについてくるケースは少なくありません。

弁護士の選び方

7回税理士を変更した私が断言しますが、弁護士選びで最も重要なのは「税理士とのトラブルに関する実績が豊富であること」です。

弁護士によっては、顧問先に多くの税理士を抱えているため、税理士と争う案件を避ける傾向がある人もいます。必ず、「税理士を相手取った損害賠償請求の経験」を確認しましょう。

損害賠償請求の手順

STEP
証拠の収集

契約書、メールのやり取り、決算書、税務署からの通知など、税理士のミスを証明できる客観的な証拠をすべて集めます。

STEP
弁護士への相談

収集した証拠をもとに、弁護士に相談し、勝訴の見込みや費用について確認します。

STEP
内容証明郵便の送付

弁護士から相手方の税理士に対し、損害賠償を請求する旨の内容証明郵便を送付します。

STEP
示談交渉

訴訟前に、当事者間での和解を目指して交渉を行います。

STEP
民事訴訟

交渉が決裂した場合、裁判所に訴訟を提起します。

損害賠償請求の費用

弁護士費用は、主に「着手金」と「成功報酬」で構成されます。旧日本弁護士連合会報酬等基準によると、費用の目安は以下のようになります。

  • 着手金
    請求する経済的利益の額に応じて変動(例:500万円請求の場合、約34万円)。事件の結果にかかわらず支払う必要があります。
  • 成功報酬
    回収できた経済的利益の10%〜20%程度(例:500万円回収できた場合、約50万円〜100万円)。

損害額が小さい場合、費用倒れになるリスクもあるため、依頼前に弁護士と費用について十分に協議することが不可欠です。

損害賠償請求の成功率と注意点

成功の鍵は、「税理士の過失」と「損害の発生」との因果関係を客観的な証拠で立証できるかに尽きます。また、税理士が税賠保険に加入している場合、保険会社が交渉相手となるため、比較的スムーズに支払いを受けられる可能性が高まります。

個人の税理士の加入率は約55%と決して高くないため、この点も事前に確認しておきたいポイントです。

国税局への通報 | 税理士法違反の場合の対応方法

サービスの質の問題ではなく、法律違反が疑われる場合の最終手段が国税局への通報です。

国税局への通報が適切なケース

以下のような税理士法違反が疑われる場合は、国税局への通報が適切です。

  • 無資格者による税理士業務 → 税理士資格のない事務員が税務相談や申告書作成を行っている。
  • 名義貸し → 税理士が自分の名前だけを貸し、実際の業務は他人が行っている。
  • 脱税指南 → 積極的に脱税の方法をアドバイスする。
  • 守秘義務違反 → 正当な理由なく、クライアントの情報を漏洩する。

国税局への通報方法

最寄りの税務署の総務課に連絡するか、国税局のウェブサイトにある情報提供フォームなどから通報します。その際、税理士の氏名、事務所名、違反行為の具体的な内容、そして可能であれば証拠を提示します。

通報後の流れと懲戒処分

通報を受け、国税局が調査を行い、税理士法違反の事実が認められると、その税理士には懲戒処分が下されます。処分には重い順に以下の3種類があります。

  1. 税理士業務の禁止: 税理士資格の剥奪。
  2. 2年以内の税理士業務の停止: 一定期間、業務ができなくなる。
  3. 戒告: 文書による注意。

懲戒処分を受けた税理士の情報は、国税庁のホームページや官報で公告され、誰でも確認することができます。契約を検討している税理士がいる場合、事前に確認しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

トラブル解決後の判断 | 税理士を変更すべきか、関係を続けるべきか

トラブルが一段落したとき、多くの経営者が悩むのが「この税理士との関係を続けるべきか、それとも変更すべきか」という問題です。これは、会社の未来を左右する重要な経営判断です。

税理士との関係を続けるべきケース

  • トラブルが軽微で、話し合いによって円満に解決した。
  • 税理士がミスを真摯に認め、具体的な再発防止策を提示した。
  • 今回のトラブルを除けば、税理士の専門性や経営アドバイスには満足している。

正直に言うと、一度失った信頼を回復するのは簡単ではありません。しかし、雨降って地固まるという言葉があるように、トラブルを乗り越えることで、かえって信頼関係が深まるケースもゼロではありません。

税理士を変更すべきケース

  • 追徴課税など、会社の経営に影響を与える重大なミスが発生した。
  • 税理士会の紛議調停や弁護士への相談にまで発展した。
  • 税理士に改善の意思が見られず、不誠実な対応が続いた。

7回の税理士変更を経験した私が断言します。「3ヶ月経っても改善の兆しが見えない場合は、迷わず変更を検討すべき」です。税理士変更は決してネガティブなことではなく、より良い経営パートナーを見つけるためのポジティブな行動です。

税理士変更の注意点

税理士を変更する際は、以下の点に注意して、計画的に進めましょう。

  • 契約書の確認
    解約通知の期限(例:3ヶ月前通告)や違約金の有無などを必ず確認します。
  • 次の税理士を先に探す
    後任の税理士を見つけてから、現在の税理士に解約を申し入れるのがスムーズです。
  • 繁忙期を避ける
    決算申告が集中する3月〜5月は避けた方が無難です。
  • 資料の返却を依頼する
    過去の決算書、総勘定元帳、請求書や領収書など、預けている書類一式を漏れなく返却してもらいます。e-Taxの利用者識別番号やパスワードなども引き継ぎが必要です。

佐藤健一の税理士変更の判断基準

私が7回の税理士変更を経てたどり着いた結論は、「良い税理士は、会社のキャッシュを劇的に増やす」という事実です。現在の税理士に変更してから、適切な節税提案などによって年間350万円ものキャッシュが会社に残るようになりました。

税理士は、単なる経費ではなく、未来への投資です。税理士変更を恐れず、自社に最適なパートナーを探し続けることが、経営の成否を分けるのです。

トラブルを未然に防ぐ | 税理士選びと普段のコミュニケーション

これまでトラブル解決法について解説してきましたが、最善なのは言うまでもなく「トラブルを未然に防ぐ」ことです。そのために重要な4つのポイントをお伝えします。

1. 最初の税理士選びを慎重に行う

すべての始まりは、最初の税理士選びです。私も最初は「安ければいい」と考えて失敗しました。料金だけでなく、以下の点を総合的に判断することが重要です。

  • 自社の業界に詳しいか
  • 経営に関するアドバイスをくれるか
  • コミュニケーションの相性は良いか
  • 過去に懲戒処分を受けていないか(国税庁のサイトで確認できます)

【私の教訓】
「安さだけで選ぶと失敗する」「大手だから安心とは限らない」。これは、私が身をもって学んだことです。複数の税理士と実際に面談し、人柄や考え方まで見極めることが、後悔しないための第一歩です。

2. 契約書の内容を必ず確認する

契約前には、必ず契約書の内容を隅々まで確認しましょう。特に以下の項目は重要です。

  • 業務の範囲 → どこまでの業務を、いくらでやってくれるのか。
  • 責任の範囲 → ミスがあった場合の責任分界点。
  • 解約条件 → 解約は何ヶ月前に通知する必要があるか。

口約束はトラブルの元です。すべての条件を書面で明確にしておくことが、自社を守ることに繋がります。

3. 普段からのコミュニケーションを大切にする

「専門家だから言わなくても分かっているはず」という思い込みは危険です。会社の状況は、言葉にして伝えなければ税理士には伝わりません。

月次決算の報告などを活用し、毎月顔を合わせて経営状況を共有する機会を設けるのが理想です。密なコミュニケーションこそが、トラブルを避ける最大の秘訣です。

4. 不満をため込まない

「レスポンスが少し遅いな」「この説明は分かりにくいな」といった小さな不満を感じたときに、それを放置しないことが大切です。不満をため込むと、ある日突然、大きな不信感となって爆発し、取り返しのつかないトラブルに発展しかねません。

普段から小さなことでも率直に伝え、改善を求めていく姿勢が、良好なパートナーシップを長続きさせるコツです。

よくある質問(FAQ)

Q: 税理士のミスで損害が出た場合、まずどこに相談すればいいですか?

A: まずは税理士本人に直接確認することをおすすめします。多くの税理士が加入している「税理士職業賠償責任保険」で損害がカバーされる可能性があります。私も7回の税理士変更経験の中で、税理士本人に確認したことで保険対応してもらえたケースがありました。

税理士本人が対応してくれない場合は、税理士事務所の所長、または税理士会の紛議調停委員会への相談を検討してください。損害が大きい場合は、弁護士に相談して損害賠償請求を行うことも選択肢です。

Q: 税理士会の紛議調停にかかる期間と費用はどのくらいですか?

A: 期間は一般的に2〜3ヶ月程度です。費用は税理士会によって異なりますが、原則無料または数万円程度の低額で、裁判に比べて大幅に費用を抑えられます。ただし、弁護士に依頼する場合は別途弁護士費用がかかります。

Q: 税理士を訴えることはできますか?費用はどのくらいかかりますか?

A: はい、税理士のミスで損害が発生した場合、民事訴訟を起こして損害賠償請求を行うことができます。費用は損害額によって変わりますが、弁護士費用(着手金と成功報酬)と裁判費用(印紙代など)がかかります。

例えば500万円の損害賠償を請求する場合、弁護士費用だけで100万円近くかかる可能性もあり、費用倒れにならないよう慎重な判断が必要です。

Q: 国税局に税理士を通報するとどうなりますか?

A: 国税局が調査を行い、脱税指南などの税理士法違反が認められた場合、その税理士は懲戒処分を受けます。ただし、国税局への通報はあくまで法律違反を是正するためのもので、個人の金銭的な損害を回復してくれるわけではありません。

Q: 税理士の懲戒処分はどこで確認できますか?

A: 国税庁のホームページで確認できます。懲戒処分を受けた税理士の一覧が公開されており、氏名、事務所名、処分内容などが記載されています。契約前に確認することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

Q: トラブル解決後、税理士を変更すべきか、関係を続けるべきか迷っています。

A: トラブルの内容と税理士の対応によって判断は変わります。重大なミスで信頼関係が崩れた場合や、紛議調停・訴訟にまで発展した場合は、変更を検討すべきです。

私は7回の税理士変更経験から、「3ヶ月経っても改善しない場合は変更を検討する」という判断基準を持っています。税理士変更を恐れず、自分に合った税理士を探すことが経営の成否を分けます。

Q: 役員貸付金が発生してしまいました。税理士のミスで対応してもらえますか?

A: 役員貸付金が税理士の経理処理ミスで発生した場合、税理士に責任を追及できる可能性があります。私自身、2回目の税理士のミスで社長に役員貸付金1,500万円が発生し、社長は未だに毎月30万円以上を会社へ返済し続けています。

まずは税理士本人に確認し、税理賠償責任保険でカバーされるか確認してください。保険でカバーされない場合は、税理士会の紛議調停委員会や弁護士への相談を検討してください。

まとめ

税理士への苦情窓口は、税理士本人、税理士事務所、税理士会の紛議調停委員会、国税局、弁護士の5つがあります。トラブルの種類によって最適な相談先が異なるため、まずは自分のトラブルがどの種類に該当するかを見極めることが重要です。

小さなトラブルであれば、まずは税理士本人に直接話し合うことをおすすめします。
重大なミスや損害が発生した場合は、税理士会の紛議調停委員会や弁護士に相談して、適切な解決方法を選択してください。

トラブル解決後は、税理士との関係を続けるか変更するかを慎重に判断してください。
私の経験では、良い税理士に変更することで年間350万円のキャッシュが残り、経営が劇的に改善しました。税理士変更を恐れず、自分に合った税理士を探すことが経営の成否を分けます。

この記事が、あなたの税理士トラブル解決の一助となれば幸いです。

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✓ 私が7回も税理士を変更した理由、それは…
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税理士選びで失敗すると、年間数百万円のキャッシュを失います。
私自身、2人目の税理士の経理処理ミスで社長に役員貸付金1,500万円が発生し、
社長は今も毎月30万円以上を返済し続けています。私が選んだ税理士のミスで、社長に大きな負担をかけてしまいました。

でも、7社目の税理士に出会ってから、年間350万円のキャッシュが残るようになりました。

「税理士を変えたいけど、どうやって探せばいいかわからない…」

だからこそ、私は自らの失敗経験を活かして「税理士ベスト」を創りました。
私のような苦い経験をする経営者を減らしたい。その一心で立ち上げたサービスです。まずは無料で相談してみてください。

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この記事を書いた人

株式会社ウェブブランディングの創業メンバー・税理士ベスト事業部長。税理士選びを担当する中で14年間で7回の変更を経験。自らが選んだ税理士のミスで社長に1,500万円の役員貸付金を発生させた苦い経験から「税理士ベスト」を立ち上げる。経営者の税理士選びをサポート。

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