「経理で頭おかしくなりそう…」と悩んだら読む記事|原因別の対処法と将来の選択肢

「経理の仕事で頭がおかしくなりそう…」そう感じているのは、あなただけではありません。

私は14年間の中小企業経営に携わる中で、7回も税理士を変更し、経理処理のミスで社長に1,500万円の役員貸付金が発生してしまった苦い経験があります。

経理の辛さは「個人の問題」ではなく、「仕組みの問題」であることが多いです。

この記事では、経理ストレスの原因を6つのタイプに分類し、それぞれの具体的な対処法を解説します。さらに、転職だけでない「将来の選択肢」として、税理士活用や経理体制の見直しなど、根本的な解決策もお伝えします。

【この記事の結論】経理の辛さは「仕組み」で解決できる

悩み・課題(原因)解決策
ミスが許されないプレッシャーチェックリストや会計ソフトを活用し、「仕組み」でミスを防ぐ。税理士によるダブルチェックも有効。
繁忙期の長時間労働年間スケジュールを立て、閑散期に業務を前倒しする。月次決算の精度を上げることが鍵。
単調な作業と評価のされにくさクラウド会計ソフトやRPAを導入し、単純作業は自動化する。コスト削減額などを「数値化」して成果をアピールする。
将来への不安・キャリアの悩み経理経験は市場価値の高いスキル。社内異動や、より良い環境の会社への転職、専門資格の取得など選択肢は豊富。
「経理で頭おかしくなりそう・・・」と悩んだら6つの原因と解決策
経理ストレスは「仕組みの問題」です。ダブルチェック体制、効率化ツール、税理士連携で根本解決を目指しましょう。
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目次

経理で「頭おかしくなりそう」と感じる6つの原因タイプ

経理の仕事は、会社の根幹を支える重要な役割ですが、その一方で多くの人が強いストレスを感じています。株式会社ビズヒッツが2025年9月に実施した調査によると、経理経験者が仕事で最も「きつい」と感じることとして、26.7%が「間違いが許されないプレッシャー」を挙げています。

その原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどです。ここでは、代表的な6つの原因タイプについて、私の経営者としての経験も交えながら解説します。

①ミスが許されないプレッシャーと正確性への重圧

経理の仕事で最も大きなストレス要因は、「間違いが許されない」というプレッシャーです。同調査でも、26.7%の人がこれを一番のストレス要因として挙げています。

「1円の誤差も許されない」「数字は合っていて当たり前」「正確にできて当たり前」

こうしたプレッシャーは、常に精神的な緊張を強いられるため、心が休まる時がありません。

正直に言うと、私も最初は「経理は正確で当たり前」と思っていました。しかし、ある税理士の経理処理ミスによって、社長に1,500万円もの役員貸付金が発生するという重大な事態を経験し、その考えは一変しました。経理のミスは、個人の精神的な負担だけでなく、会社経営そのものに致命的なダメージを与えかねません。

②繁忙期の業務集中と長時間労働

経理の仕事は、特定の時期に業務が集中する傾向があります。特に、月末月初、四半期ごとの決算、そして年度末の決算期には、通常業務に加えて膨大な作業が一気に押し寄せます。

  • 月末月初:請求書発行、入金確認、支払い処理
  • 決算期:棚卸し、勘定科目の締め、決算書の作成、税務申告

こうした繁忙期には、「残業が月40時間を超える」「終電間際まで帰れない」といった状況も珍しくありません。私が経営していたIT企業でも、決算期には経理担当者が深夜まで黙々と作業に追われる姿を何度も見てきました。この「わかっているのに避けられない」業務の集中が、心身を疲弊させる大きな原因となります。

③単調なルーティンワークによる精神的疲弊

経理の日常業務は、伝票入力、領収書のチェック、仕訳入力といった反復作業が多くを占めます。毎日同じことの繰り返しに、「まるでロボットのようだ」と感じ、精神的に疲弊してしまう人も少なくありません。

1年というサイクルで見ても、毎年同じ時期に同じ業務を繰り返すため、仕事に対するモチベーションを維持するのが難しいと感じることもあるでしょう。

④社内で評価されにくい・嫌われ役になりやすい

経理は、売上を直接生み出す部門ではないため、その働きが正当に評価されにくいという側面があります。営業部門のように目に見える成果が出にくいため、「やって当たり前」と思われがちなわけです。

それどころか、経費精算の不備を指摘したり、書類の提出を催促したりすることで、「口うるさい」「細かい」と煙たがられ、社内で「嫌われ役」になってしまうこともあります。

正直に言うと、経営者の中にも経理の重要性を軽視している人は少なくありません。会社の利益を守るために必要な業務であるにもかかわらず、その努力が報われにくいという現実は、大きなストレスとなります。

⑤閉鎖的な人間関係と孤立感

経理部門は、少人数で構成されていることが多く、人間関係が固定化しやすい傾向にあります。特に中小企業では「一人経理」というケースも珍しくなく、業務上の悩みを誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまうことがあります。部署間の交流も少なく、社内で孤立感を深めてしまうことも、精神的な負担を増大させる一因です。

⑥AI化・将来性への不安とキャリアの壁

AIの進化は経理業務にも大きな影響を与えています。例えば、McKinsey & Companyの調査によれば、現在の技術で財務業務の約6割が自動化可能とされています。これにより、経理担当者は単純作業から解放され、より戦略的な業務に集中できるようになると期待されています。

しかし、私はIT企業の経営者として、この流れを悲観的には捉えていません。AIに奪われるのはあくまで「単純作業」であり、AIが処理したデータを分析し、経営判断に活かすといった高度な能力は、むしろこれからますます価値が高まっていくと考えています。重要なのは、この変化に適応し、自らのスキルをアップデートしていくことです。

【原因別】経理ストレスを軽減する具体的な対処法

経理のストレスは、原因によって対処法が異なります。ここでは、先ほど挙げた6つの原因タイプ別に、具体的な解決策を提案します。重要なのは、一人で抱え込まず、「仕組み」で解決する視点を持つことです。

プレッシャー型:ダブルチェック体制とミス防止の仕組みづくり

「ミスが許されない」というプレッシャーは、個人の注意力だけに頼るのではなく、組織的な仕組みで軽減することが可能です。

  • チェックリストの活用
    作業手順をリスト化し、抜け漏れを防ぎます。
  • ダブルチェック体制の構築
    担当者自身によるセルフチェックに加え、上長や同僚、あるいは税理士による第三者のチェックを導入します。
  • 会計ソフトの活用
    銀行口座やクレジットカードと連携できるクラウド会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)を使えば、入力ミスや転記ミスを大幅に削減できます。

私が7回の税理士変更を経てたどり着いた結論は、「税理士とのダブルチェック体制が最も効果的」だということです。専門家である税理士に定期的に帳簿をチェックしてもらうことで、ミスを早期に発見できるだけでなく、「専門家が見てくれている」という安心感が、精神的な負担を大きく和らげてくれます。

繁忙期型:年間スケジュール管理と業務の前倒し戦略

繁忙期の業務集中は、年間の業務スケジュールを事前に把握し、計画的に業務を進めることで緩和できます。

対策具体的なアクション
年間スケジュールの作成決算、税務申告、年末調整などの大きなイベントを洗い出し、年間の業務カレンダーを作成する。
業務の前倒し閑散期に処理できる業務(固定資産の棚卸し準備、勘定科目の整理など)をリストアップし、前倒しで進める。
月次決算の精度向上毎月の月次決算を正確に行うことで、年度末の決算作業の負担を大幅に軽減する。「月次決算の精度を上げると年次決算が楽になる」というのは、私が経営者として実感した事実です。

ルーティン型:業務効率化ツールと自動化の導入

単調なルーティンワークは、ITツールを活用して積極的に自動化・効率化しましょう。これにより、単純作業から解放され、より付加価値の高い業務に時間を使うことができます。

  • クラウド会計ソフト → 請求書発行、経費精算、仕訳入力などを自動化。
  • RPA(Robotic Process Automation) → 定型的なパソコン操作を自動化するツール。
  • AI-OCR → 紙の請求書や領収書をスキャンして自動でデータ化。

IT企業経営者としての経験から言えるのは、「ツール選びは自社の規模と業務内容に合わせることが重要」だということです。高機能なツールを導入しても、使いこなせなければ意味がありません。まずはクラウド会計ソフトの導入から始めるのが現実的でしょう。

評価・人間関係型:社内コミュニケーションの改善と可視化

経理の仕事の重要性を社内に理解してもらうためには、その成果を「可視化」し、積極的にコミュニケーションをとることが不可欠です。

  • 成果の数値化
    コスト削減額、資金繰り改善の効果などを具体的な数字で示し、経営陣や他部署にアピールする。
  • 定期的な報告会
    月次決算の報告会などを設け、経理の視点から会社の現状や課題を共有する。
  • 他部署との連携
    予算策定や新規事業の計画段階から積極的に関わり、経理が単なる「処理部門」ではなく「経営のパートナー」であることを示す。

私が実践してきたのは、経営者を巻き込むことです。「経理は経営の羅針盤である」という信念のもと、税理士を交えた経営会議を定期的に開催し、経理データに基づいた戦略的な議論を行うことで、経理部門の価値を高めてきました。

経理が「向いていない」と感じたときの自己診断チェックリスト

「もしかして、自分は経理に向いていないのかもしれない…」そう感じたとき、それが一時的な感情なのか、それとも根本的な不適合のサインなのかを見極めることが重要です。衝動的に退職を決めてしまう前に、一度立ち止まって冷静に自己分析してみましょう。

「一時的な辛さ」と「根本的な不適合」の見分け方

経理の仕事は専門性が高く、慣れるまでには時間がかかります。特に、入社1〜2年目は覚えることが多く、誰でも辛さを感じるものです。以下のチェックリストを使って、あなたの悩みがどちらのタイプに近いかを確認してみてください。

【自己診断チェックリスト】

  • [ ] 数字を見ること自体に強い苦痛を感じる
  • [ ] 細かい作業を続けると、集中力が切れてミスを連発してしまう
  • [ ] 1円単位のズレがどうしても気にならず、大雑把な性格だと自覚している
  • [ ] 毎月同じことの繰り返しに、やりがいや楽しさを全く感じられない
  • [ ] 会社の利益や経営状況に興味が持てない
  • [ ] 経費精算などで人とコミュニケーションをとるのが億劫で仕方ない
  • [ ] 簿記や税法の勉強に全く意欲がわかない

診断結果:

  • チェックが0〜2個の人
    あなたの辛さは、経験不足や現在の職場環境に起因する「一時的な辛さ」である可能性が高いです。業務に慣れたり、環境が変わったりすることで解決するかもしれません。
  • チェックが3個以上の人
    経理という職務そのものとの「根本的な不適合」の可能性があります。キャリアチェンジを視野に入れた方が、長期的に見て幸せになれるかもしれません。

私はこれまで7人の税理士と仕事をしてきましたが、やはりこの仕事には向き不向きがあると感じています。数字を追求することに喜びを感じられる人、地道な作業を厭わない人、そして何より経営に貢献したいという強い意志がある人が、この世界で長く活躍しているように思います。

辞める前に試すべき3つのアクション

「向いていないかも」と感じても、すぐに辞表を出すのは得策ではありません。後悔しないためにも、以下の3つのアクションを試してみることをお勧めします。

1. 社内異動を打診する

もし可能であれば、経理以外の部署(例えば、営業事務や総務など)への異動を相談してみましょう。会社を辞めずに、別の職種を経験できる可能性があります。

2. 転職エージェントに相談する

すぐに転職するつもりがなくても、転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。あなたの市場価値を客観的に評価してもらえるだけでなく、経理経験を活かせる意外なキャリアパスを提案してもらえることもあります。

3. 経理体制そのものを見直す

あなたの負担が大きいのは、会社の経理体制に問題があるからかもしれません。後述する「税理士の活用」など、業務の仕組みを変えることで、状況が改善する可能性があります。経営者に直接提案するのが難しければ、信頼できる上司に相談してみましょう。

経理を辞めたいときの5つのキャリア選択肢

自己診断の結果、「やはり経理は向いていない」という結論に至ったとしても、悲観する必要はありません。経理で培ったスキルや経験は、多くの分野で活かすことができる「ポータブルスキル」の宝庫です。

ここでは、経理を辞めたいと考えたときの5つの具体的なキャリア選択肢をご紹介します。

①別の会社の経理に転職する(環境を変える)

「経理」という仕事が嫌いになったのではなく、「今の会社」の経理が辛いというケースは非常に多いです。会社が変われば、経理の仕事内容や負担、評価制度も大きく異なります。

  • 大企業 vs 中小企業
    大企業は分業制で専門性を深められる一方、中小企業は経理全般を経験できる。
  • 業界の違い
    IT業界は変化が速く、製造業は原価計算が複雑など、業界によって経理の役割も変わる。

経理経験者は転職市場での需要が高く、売り手市場が続いています。今の環境に不満があるなら、より自分に合った環境を求めて転職するのも有効な選択肢です。

②経理スキルを活かした隣接職種へのキャリアチェンジ

経理で培った「数字を読む力」「分析力」「論理的思考力」は、他の職種でも高く評価されます。特に、以下のような隣接職種へのキャリアチェンジは、比較的スムーズに進めやすいでしょう。

転職先の職種活かせる経理スキル
財務資金調達、予算管理、資金繰りなど、より経営に近い視点での財務戦略
経営企画予算策定、事業計画の立案、M&Aなど、会社の未来を描く仕事
IR(Investor Relations)投資家向けに財務状況や経営戦略を説明する、会社の「顔」となる役割
内部監査会社の業務が正しく行われているかをチェックし、経営の健全性を保つ
コンサルティング財務・会計の専門家として、クライアント企業の経営課題を解決する

③税理士・公認会計士などの専門資格取得を目指す

経理の実務経験を活かし、税理士や公認会計士といった国家資格を取得して、専門家としてキャリアアップする道もあります。難易度は高いですが、資格を取得すれば、独立開業や監査法人への転職など、キャリアの選択肢が大きく広がります。

私自身、多くの税理士と仕事をしてきましたが、経営者の良きパートナーとして活躍する税理士は、非常にやりがいのある仕事だと感じます。

④管理部門全般(総務・人事・法務)へのジョブチェンジ

経理と同じバックオフィス部門である、総務、人事、法務などへのジョブチェンジも考えられます。会社の全体像を把握している経理経験者は、管理部門の他の職種でもその知識を活かすことができます。

⑤副業・フリーランス経理という新しい働き方

近年、クラウド会計ソフトの普及により、場所を選ばずに働ける「リモート経理」の需要が高まっています。特定の会社に所属するのではなく、複数の企業の経理業務を請け負うフリーランスとして独立したり、まずは副業から始めてみたりするのも良いでしょう。

自分のペースで働きたい、専門性を活かして収入を増やしたいという人には、魅力的な選択肢です。

【経営者向け】経理の悩みを根本解決する「仕組みの変え方」

ここまでは、経理担当者個人の視点での対処法やキャリアについてお話ししてきました。しかし、私は14年間の経営経験を通じて、経理の悩みは「個人の問題」ではなく、「会社の仕組みの問題」であると確信しています。

特に中小企業においては、経営者が経理体制をどう設計するかが、従業員の負担、ひいては会社全体の生産性に直結します。

このセクションは、従業員の「頭がおかしくなりそう」という悲鳴を、見て見ぬふりできない経営者のあなたにこそ読んでいただきたい内容です。競合の記事には絶対に書かれていない、私の7回の税理士変更経験から得た「経理の悩みを根本から解決する仕組みの変え方」をお伝えします。

税理士への経理外注(記帳代行・丸投げ)という選択肢

「経理担当者が辞めてしまった」「募集してもなかなか良い人が来ない」そんな悩みを抱えていませんか?その解決策として最も有効なのが、経理業務そのものを税理士に外注(アウトソーシング)するという選択肢です。

外注の種類業務内容費用相場(月額)
記帳代行領収書や請求書を渡し、仕訳入力・帳簿作成を代行してもらう1万円〜3万円程度
経理丸投げ記帳代行に加え、請求書発行、支払い管理、給与計算、決算・申告まで一括で依頼する5万円〜(売上規模による)

「外注費用が高いのでは?」と思うかもしれません。しかし、考えてみてください。経理担当者を一人雇えば、給与や社会保険料で年間300万〜400万円のコストがかかります。一方で、税理士に丸投げした場合の費用は、会社の規模にもよりますが、年間数十万円からで済みます。

特に年商3億円未満の中小企業にとっては、経理担当者を雇うよりも、プロである税理士に外注する方が、コストパフォーマンスも業務品質も圧倒的に高いです。

私が7回の税理士変更で学んだ「良い経理外注先の選び方」のコツは、単に安いだけでなく、あなたの会社のビジネスを理解し、積極的にコミュニケーションをとってくれる税理士を見つけることです。

経理担当者の負担を減らす税理士との連携体制

「うちは経理担当者がいるから外注は必要ない」と思っている経営者の方も、考え直してみてください。経理担当者がいる場合でも、税理士との連携体制を構築することで、その負担を劇的に減らし、より高度な業務に専念させることができます。

具体的には、税理士に「月次監査」と「経営アドバイス」を依頼するわけです。これにより、

  1. 経理ミスの撲滅
    税理士が毎月帳簿をチェックすることで、ミスを早期に発見・修正できる。
  2. 属人化の解消
    担当者が急に休んだり退職したりしても、税理士が状況を把握しているため業務が滞らない。
  3. 経営判断の精度向上
    正確な月次決算データを基に、税理士から客観的な経営アドバイスを受けられる。

何を隠そう、私が7人目の税理士と共に実現し、年間350万円ものキャッシュフロー改善に繋がったのが、まさにこの体制でした。経理担当者は日々の業務に追われることなく、税理士と共に資金繰りの改善やコスト削減といった「未来のための仕事」に取り組めるようになったんです。

これは、担当者のやりがい向上にも繋がり、まさに一石二鳥の効果がありました。

「税理士選びで失敗しない」ための5つのチェックポイント

ここまで読んで、「税理士をうまく活用することが重要だ」ということはご理解いただけたと思います。しかし、問題は「どうやって良い税理士を見つけるか」です。私は7回の失敗を経て、ようやくその答えにたどり着きました。

以下に、私が血と涙で学んだ「良い税理士の見極め方」5つのチェックポイントを共有します。

  1. レスポンスは速いか?
    質問への返信が24時間以内。できれば半日以内が理想。レスポンスの速さは、顧客への関心の高さに比例します。
  2. 税務処理は正確か?
    過去の申告書を見てもらい、間違いや改善点を指摘できるか。節税提案を具体的にしてくれるか。
  3. 経営アドバイスをくれるか?
    ただ事務処理をこなすだけでなく、数字の裏側を読み解き、経営に踏み込んだアドバイスをくれるか。
  4. 担当者は固定されているか?
    コロコロ担当者が変わる事務所は、情報共有がうまくいかず、責任の所在も曖昧になりがちです。
  5. 料金は明確か?
    契約前に、どこまでのサービスが含まれ、何が追加料金になるのかを明確に提示してくれるか。

これらのポイントをクリアする税理士を見つけるのは、簡単ではありません。だからこそ、私は自らの経験を活かし、本当に経営者のためになる税理士だけを紹介する「税理士ベスト」というサービスを立ち上げたという経緯があります。

よくある質問(FAQ)

最後に、経理の悩みに関してよく寄せられる質問について、私の経験を踏まえてお答えします。

Q: 経理の仕事で「頭がおかしくなりそう」と感じるのは異常ですか?

A: 決して異常ではありません。むしろ、経理担当者の多くが同様のストレスを感じています。約3割が同じように感じているというデータがあります。ミスが許されないプレッシャー、繁忙期の長時間労働、評価されにくい環境など、構造的な要因が重なるためです。

ただし、そのストレスを放置するのは危険です。個人の問題と捉えず、会社の仕組みや税理士との関わり方を見直すきっかけにしてください。

Q: 経理のストレスで体調を崩しそうなときは、すぐに辞めるべきですか?

A: 心身の健康が最優先です。本当に限界だと感じたら、退職もやむを得ません。しかし、その前に、まずは信頼できる上司や産業医、メンタルヘルス相談窓口に相談してください。

また、すぐに辞めるという選択だけでなく、社内異動の可能性を探ったり、転職エージェントに相談して客観的なアドバイスをもらったりすることも有効です。衝動的な判断は避け、冷静に選択肢を検討しましょう。

Q: 経理から他の職種に転職するのは難しいですか?

A: 難しくありません。むしろ、経理スキルは汎用性が高く、多くの職種で高く評価されます。特に、財務、経営企画、IR、内部監査といった職種では、経理で培った「数字を読む力」や「分析力」が大きな強みになります。経理人材は多くの企業で不足しており、40代、50代でも転職しやすい状況です。

Q: 中小企業の経理ですが、一人で全部やっていて限界です。どうすればいいですか?

A: 「一人経理」は最も負担が大きく、属人化のリスクも高い、非常に危険な状態です。すぐに経営者に相談し、仕組みで解決することを提案すべきです。具体的には、クラウド会計ソフトを導入して業務を効率化したり、税理士に記帳代行や経理外注を依頼したりする方法があります。

費用は月数万円から可能であり、一人の従業員を雇うコストを考えれば、経営者にとってもメリットは大きいはずです。

Q: AI化で経理の仕事はなくなりますか?

A: 「なくならないが、仕事内容は大きく変わる」というのが私の答えです。単純な入力や仕訳作業はAIに代替されていくでしょう。しかし、そのAIが弾き出したデータを分析して経営戦略に活かしたり、イレギュラーな事態に対応したり、社内外とコミュニケーションをとったりするのは、人間にしかできません。

これからは「AIを使いこなせる経理人材」の価値が飛躍的に高まっていくでしょう。AIは脅威ではなく、単純作業から解放してくれるパートナーだと捉えるべきです。

Q: 経理業務を税理士に丸投げする場合、費用はどのくらいかかりますか?

A: 会社の売上規模や依頼する業務範囲によって大きく異なりますが、一つの目安として、記帳代行のみであれば月1〜3万円程度、決算や申告まで含めた「丸投げ」であれば年間22.5万円〜80万円以上が相場です。経理担当者を一人雇う人件費(年間300〜400万円)と比較すれば、特に中小企業にとっては費用対効果が非常に高い選択肢と言えます。

Q: 税理士を変更したいのですが、どのタイミングが良いですか?

A: 最もスムーズなのは、決算・申告が終わった直後です。決算業務の途中で変更すると、引き継ぎが複雑になり、ミスが発生するリスクが高まります。私が7回の税理士変更で学んだのは、「焦って決めるのが一番危ない」ということです。

次の決算までの間に、じっくりと時間をかけて、複数の税理士と面談し、自社に合ったパートナーを見つけることが成功の鍵です。

まとめ

「経理で頭がおかしくなりそう」と感じたら、それは決してあなた一人の問題ではありません。この記事で解説したように、その原因は個人の能力だけでなく、業務の仕組みや環境に根差していることがほとんどです。

まずは、あなたのストレスがどのタイプに当てはまるのかを冷静に分析し、それぞれに合った対処法を試してみてください。プレッシャーや繁忙期、単調な作業といった悩みは、仕組みやツールで解決できる部分が多くあります。

私が7回の税理士変更という遠回りをして学んだ最大の教訓は、「経理の悩みは、仕組みで解決できる」ということです。特に、経営者の方は、経理担当者の悲鳴を個人の問題と片付けず、税理士の活用やアウトソーシングといった「仕組みの変革」にこそ、会社の成長の鍵があるという視点を持っていただきたいと思います。

この記事が、あなたの状況を好転させるための一助となれば幸いです。

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✓ 私が7回も税理士を変更した理由、それは…
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税理士選びで失敗すると、年間数百万円のキャッシュを失います。
私自身、2人目の税理士の経理処理ミスで社長に役員貸付金1,500万円が発生し、
社長は今も毎月30万円以上を返済し続けています。私が選んだ税理士のミスで、社長に大きな負担をかけてしまいました。

でも、7社目の税理士に出会ってから、年間350万円のキャッシュが残るようになりました。

「税理士を変えたいけど、どうやって探せばいいかわからない…」

だからこそ、私は自らの失敗経験を活かして「税理士ベスト」を創りました。
私のような苦い経験をする経営者を減らしたい。その一心で立ち上げたサービスです。まずは無料で相談してみてください。

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この記事を書いた人

株式会社ウェブブランディングの創業メンバー・税理士ベスト事業部長。税理士選びを担当する中で14年間で7回の変更を経験。自らが選んだ税理士のミスで社長に1,500万円の役員貸付金を発生させた苦い経験から「税理士ベスト」を立ち上げる。経営者の税理士選びをサポート。

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